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医龍4 放送開始 バチスタ手術 おさらい [ドラマ]

【今回は「バチスタ手術」について調べました】



TVドラマの大人気シリーズ医龍が帰ってくるということで、話題になっていますね。
「医龍4~Team Medical Dragon~」 2014/1/9 PM9:00 Start

「医龍」や「チームバチスタの栄光」などの作品により、これまで馴染みのなかった
「バチスタ」という単語もよく耳にするようになりました。

ところで、バチスタ手術て、どんな手術だっけ?・・・という訳で、調べてみたところ、
正式には「左室縮小形成術」という名前のようです。

バチスタ手術とは、拡張した心筋の一部を切除し、心臓を本来の大きさに縮小する術式
のことを指します。

「バチスタ」という名称は、術式の考案者である「ランダス・バチスタ」さんからきているとのこと。
ちなみにバチスタさんはブラジル人医師で、バチスタ手術は1980年代から行われて
いるようです。

・・・ブラジル発症の術式というのは、意外でした。


なぜこのバチスタ手術がブラジルで生まれたかというと、中南米において発症の多い、
「シャーガス病」(サシガメという虫のフンが傷口に触れることで発病する)の治療方法として
発達したようです。
※ちなみにこのシャーガス病は、感染後直ちに発病することは少なく、30数年を経た後に
突然心臓破裂が起こることがあるとか・・・(恐ろしい)

「特発性拡張型心筋症」などの病により、心臓の筋肉が肥大した場合の対処方法としては、
これまで「心臓移植」等が行われてきましたが、移植には拒絶反応など、多くのリスクが伴います。
また、臓器の提供者となるドナーが現れない場合や、移植可能な年齢に達していない子ども等は
手術を行えないことも多く、バチスタ手術はこれらの問題を解決する画期的な術式である
と言えます。

ただし、拒絶反応はないものの、手術には高度な技術が必要となり、また再発のリスクも
あるようです(医学の進歩は日進月歩、バチスタ手術も実はさらにどんどん進歩しています)

こういった背景を知ってからドラマを見ると、さらに臨場感が生まれますね。




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